美味しい鯛めしのお食事処
母が65歳を迎えた誕生日、退職祝いをかねて兄弟揃って愛媛に旅行へ行きました。
夜の食事は兄が予約してくれていた「かどや」駅前本店へ。
あの有名な宇和島の鯛めしが食べられる店ということで、母と一緒に楽しみにしていましたが、コース料理で注文したためメインが出てくるまでの前菜も凄く美味しく頂けました。
- じゃこ天やほご唐揚
- 貝のバター焼き
等どれも本当に美味しかったのですが、
やはり一番素晴らしかったのは鯛めしです。
だしの効いたタレと卵、そして新鮮な鯛がご飯に絶妙に絡み合って最高でした。素材は高級品なのに、どこか懐かしさを感じさせる郷土料理の味わいなんです。一般的な火の通った鯛めしも嫌いではありませんが一度宇和島の鯛めしを頂くともう忘れられませんね。
私達が注文したコースはデザートまでついて税別五千円でした。
ちょっとしたお祝いには妥当な金額だと思いますし、それ以上に思い出に残るような鯛めしを頂けるのでお勧めです。普通の鯛の刺身では満足できない舌になってしまった気がします。
白味噌のコクが絶品なサケのちゃんちゃん焼き
味噌を使用することでぐっと美味しさを引き出してくれる料理はサケのちゃんちゃん焼きです。サケのちゃんちゃん焼きとはもともと北海道で食べられていたもので郷土料理として今でも食べられています。
北海道や東北地方ではサケの旬な時期になるとよく食べられますが、あまり世間には広まっていないと思いますがとってもおいしい一品です。普通はサケを使用するのがほとんどですが、ニジマスなどほかの魚でもおいしくできます。
魚以外の具材としては玉ねぎや長ネギ、ピーマン、ニンジン、モヤシ、キャベツなど複数の野菜を使用します。それらの野菜をホットプレートなどで炒めるのですが、
味の決め手となるのが白味噌です。
白味噌にみりんまたは砂糖を少し加えて、サケと野菜の周りに流しいれてしっかりと味がつくように蒸し焼きにします。味付けは簡単ですが、味噌のコクがサケとマッチングしてとっても美味しい。好みでバターを少し加えたりしてコクをいっそう際立たせる方もいます。
沖縄の年越しそばって?
実家は沖縄県なのですが、年越しそばもやっぱり「沖縄そば」です。大晦日は家族揃ってすき焼きを囲むのが習慣なので、年越しそばは、少しの量で…と思うものの、かつおだしのきいたあっさり味なので、案外ペロリと食べれてしまいます。
沖縄そばは、そば粉を使用していない為、分類的には「中華麺」になるのですが、地元でそばといえばやはり沖縄そば。
幼い頃、いわゆる普通のそばを作った母に「色が違うからこれはおそばじゃない!」などと戸惑っていたエピソードを聞かされた時はおもわず笑ってしまいました。一言で沖縄そばといっても、地域や各家庭で少しずつ違うのが魅力です。わが家は、
おせちにも入れる三枚肉(いわゆる豚の角煮)と島ネギという沖縄独特のネギを入れるのが定番。
見た目は細ネギと変わりませんが、香りがものすごく強いのが特徴です。あっさりだしに、少し濃いめの味付けの豚肉と薬味的要素の島ネギ。バランスのとれた一杯は、ほっとする味わいです。